はじめに
スシローの「醤油ボトルや湯呑みペロペロ」迷惑動画がネット上に拡散されました。撮影された店舗はスシロー岐阜正木店だと特定され、スシローは警察に被害届を提出しました。

動画を受け、店内の全ての湯飲みを洗浄したほか、しょうゆボトルを交換した。男性客と保護者から謝罪があったが、スシローは受け入れを拒否した。こうした対策にかかった費用の支払いを求める民事訴訟の準備も進める。担当者は「多くの客と社会に不安を与えた行為で許せない」と憤る。
スシローは法的措置も検討しているようです。スシローはとんだ被害者ですね。しかもスシローの株価は170億円近く下がりました。株主の方たちもお疲れ様です。
回転寿司だけではなく外食にも行きたくなくなるような動画ですね。
ネット上でのトラブルに詳しい清水陽平弁護士は一連の迷惑行為について「業務妨害罪や器物損壊罪に問われる可能性がある。多額の損害賠償や慰謝料が請求されることもあり、法的措置は迷惑行為を抑止する一定の効果がある」
確か10年前もそういう事がありましたよね。
10年前のバカッター事件の数々
それにしてもデジャヴュー。10年ぐらい前にもバカッターで騒ぎになっていたよね。
たとえば線路内に侵入して「人身事故なう」を投稿した高校生は高校名までネットで特定され、父親が司法書士で息子が法律で裁かぬようもみ消そうとしたのが仇となり大炎上しました。
スーパー「西友」の店内で「サンバゲーム」をして乱痴気騒ぎをする青学飲み会サークルメンバーは大学から停学および謹慎処分。
類似の事件で神田外語大学の飲み会サークルのメンバーが乱痴気騒ぎをツイッターにアップし、この中には内定取消をされた女子大生もいます。
前橋市スーパー・アイスケース寝そべり事件ではアイスクリームケースに調理師専門学校の学生が入り、その様子をツイッターに投稿しました。
スーパーを経営する「カスミ」は犯人を特定し、被害額を計算して警察に被害届を提出すると公式HPで発表。
その後、加害者の学生は退学処分&数百万単位の損害賠償が請求されました。
ブロンコビリーバイトテロ事件では損害賠償額が2千万円を超えました。
こんな制裁が待っているというのになぜ今頃またこんな事件が起こるの?

バカッターも〇〇します。
バカッターも世代交代します。10年前に小学生だった子が高校生になり当時のバカッターの馬鹿ぶりを知らない。
もし迷惑行為&動画をアップすると刑事事件にもなって損害賠償を求められる事件だというのに知らない。だから事件を起こしてしまうようなのです。
犯人が通う高校
犯人は偏差値上位の高校ではなくどちらかと言えば下から数えた方が早い高校に通っています。
もちろん人間偏差値が全てではないけど、圧倒的に自制心が足りない人間がこういう事件を起こしますよね。世間の事件の大半が有名大学以外の人たちが引き起こす事件です。
有名大学出身の人たちの多くは社会的地位を失ってまで悪い事をするメリットは何もないわけですよね。
良識があれば迷惑行為&動画アップをする事は自分の人生にとって損だと気づけるのに残念な子だと思ってしまいます。
犯人の父親
ポストセブンの取材に父親が答えていました。しっかり記者の目をみながら話をしているところから実直な性格が伺えるそうです。
息子さんの話になると急に涙が出てくる。息子さんの件で記者に謝罪していました。なんかどこにでもいる普通のお父さんという印象ですね。
ただただ子供の教育にまで手が回らなかった感じなのかな?
さいごに
外食に行ったときはもちろんの事、お店に友達と一緒に行けるようになる前に子供たちと外食のマナーやお店でのマナーについて話し合いたいと強く感じました。
小学校・中学校でも大事件が起きた時は朝の会で1回5分道徳の時間として生徒たちと話し合える場があるといいですね。
生きた教材を活用しない手はない。


