はじめに
今までいろんな職場で働いて来たのでいろんな場所でいろんな出会いがあっていろんな人たちを見てきました。
それが今の人生や子育ての糧となっているので結果的には良かったのかなと思っています。
今日は以前の職場の人の話。京大出身でもあまり幸せそうに見えない人を紹介します。
京大出身でもあまり幸せそうに見えない人
京大出身のAさん。社内で一番売上のある部署で事業部長をしています。
経歴だけ聞くと社内のエースでとてもキラキラと輝いているように感じるでしょ?
ところがどっこい。
Aさんは初対面でいきなり年齢や持ち家の有無を確認してきたりと何やら他人とすぐ比較をするのが好きな人です。親の職業を聞いて来たこともありましたっけ。
そんなプライベートな情報、仕事に必要かな?
そしてそういう人が役職に就いていると大変。
社内で飽きもせず他の若手社員にもいろいろとプライベートな情報を聞き出して詮索しています。
そして立場上はAさんがその中で一番上だから誰も止めに入る事はできない。よってAさんのやりたい放題。
Aさんから白雪姫の継母のセリフ「鏡よ鏡よ鏡さん。世界で一番美しいのはだあれ?」という声が今にも聞こえてきそうです。
あっ。Aさんの性別を伏せていましたが、男性社員の話です。この話はどこかの結婚できない意地悪なお局社員の話ではありません。
今までは男性の方がさっぱりしていると思っていたけど、この件でねちっこい人間に性別は関係ない!と考えを改めました。
ところでAさんは何であんなふうになってしまったのだろう?とふと考えてみました。
これはあくまでも想像になるんだけど、親の職業を聞いて来たという事はお金の面で苦労していたんだろうな。すぐに「エリートの人たちは」と言うのもAさんの口癖でした。
話してみて地方出身で地元にもコンプレックスを持っているようにも感じました。
本人からしてみれば実家が貧困で恵まれない地方出身にも関わらず自分は努力して京大に入ったから将来約束されていると思った。だがしかし就職先で第一希望の会社からは断られたし頑張って事業部長にもなったけどお給料が・・・という事なのでしょう。しかもAさんは京大からの院卒なので通常よりも長い期間勉学に励んできました。
職場は大手ではあるけど最大手と比較するとお給料がそこまでいいわけではない。どんなにそこの職場で頑張っても年収1000万円を超える事はありません。
出身大学の偏差値が高いイコール就職偏差値の高い企業に入社できるわけではない。
だからこの職場は国内TOPクラスの大学出身の超高学歴な人ほどコンプレックスたっぷりな率が高かったりするのかも。
両親から勉強だけが格差を乗り越える道だと教わっていてその先の就職の事までは教わっていなかったのでしょうね。
そして京大出身ということで世の中の京大出身や同級生と比較したら自分はなんてみじめなんだろうと考えているのでしょうね。
頭の中にコピー機を搭載していてあらゆる事を丸暗記しているのか?ってぐらいいろんな知識があって素晴らしい能力を身に付けているのに何だかもったいないですね。
人の幸せは人それぞれ。高学歴だと周りの人間もハイレベルだから高学歴の人間はこうあるべきという価値観からずれた生き方をする事になるとつらい現実が待っているのかも。
高学歴ではない方がかえって周りにすごい人が少ないからちょっと頑張るだけで幸せを感じやすいのかもしれませんね。
さいごに
学歴は当然ながら入社試験と結婚する時にお互いの親に挨拶する時には役に立つけど、それ以外の場面で学歴は関係ありません。
ちなみに以前書いた記事◆育休中にセミリタイアを実現した伝説の人◆も学歴は伏せていましたが京大出身の人ですよ。京大出身でもいろんな人がいますね。