はじめに
各家庭いろんな考えのもと子育てをしています。家庭の方針が子供にマッチしていれば子供の能力がどんどん伸びていくことでしょう。
その一方家庭の方針が子供にマッチしなければ、たとえ一生懸命子育てしていても子供が思い通りに育たない事もあります。
「毒子」という言葉を言い出したのは間違いなく毒親
最近「毒子」という言葉を耳にするのですが、果たして毒子は存在するのでしょうか？親の躾が悪いから毒子になったのでは？
自分の子育てを子供のせいにする時点で子育ては失敗だと思います。
“子供が将来困らないように厳しくしつける親”と”子供を見栄の道具として扱い躾と称し虐待(暴力や子供の感情を無視する過度な習い事・勉強をさせる)する親”は全く違います。
ネットで上記の記事を見つけました。
親は普通に育てたつもりでも子どもは「親のせいで台無しになった」と考えているという家庭も増えているようです。
上記の記事は都内の子育てを終えた女性の体験談で、夫と義実家からようやく30歳で授かったのが女の子でがっかりするというところから話は始まります。
「あんなに辛い思いをして産んだのに、ここまで言われる。それなら立派に育ててやろうと決意しました」
その結果、愛子さんは娘に対し、幼いころから英才教育をする。
「音楽教室、体操教室、バレエ、ピアノ、水泳、書道、乗馬、礼法の習い事に通いつつ、学校の勉強も手を抜きませんでした」
娘は幼いころから習い事と勉強中心に生きてきた。愛子さんの教えに従い、言葉は悪いが“言いなり”で生きてきたといってもいい。
一般的に、子供の教育費には莫大な金額がかかる。愛子さんはその2倍を娘につぎ込んだという。0歳児から習い事に通っており、中学校から私立で、塾にも行っていた。
「夫には根深い学歴コンプレックスがある。一浪したのに、私立大学の中でもランクがあまり高くない大学にしか引っかからなかった。そんな夫と義両親にギャフンと言わせるためにも、娘を夫が落ちた大学に、現役で入れてやろうと思いました」
愛子さんは娘を超難関大学に進学させるために、なりふり構わなかった。娘が社会人になるまでにかかった“学校の授業料以外”の教育費は、ざっくり計算しても3000万円以上だという。学校の授業料を加えると、5000万円近くになる。
愛情も手間もかけたというのに娘はまともな仕事に就きませんでしたと愛子さんは言います。
娘が25歳の時にとうとう爆発
反抗期もなかったけどある時を境に娘から暴力を振るわれる事になります。
「娘がおかしくなったのは、4回目の転職のときかな、娘が弱音を吐いたから、『大企業は新卒じゃないと入りにくいんだから、内定が出ていたメーカーに、私の言う通りに入っていればよかったのに』と言ったら、キレ始めたんです」
それまでも、21時の門限を破ったり、行き先を告げずに出かけることもあったという。
「門限と言うと、過保護みたいに言われるけれど、そうではないんです。21時以降に帰るときは、事前に言うとか、連絡をするとか、そういうことです。こっちだって夕飯を作って待っているのだから、当たり前でしょ？ お風呂のスイッチも切らなくちゃならないし。家族なんだから、当然です。夫もずっとそうしています」
あるとき、深夜に帰ってきた娘に対して、連絡もせずに何をしていたのか、と愛子さんは問いかける。娘からは酒の匂いがした。その瞬間、愛子さんはカッとなって手を上げてしまった。
すると娘は玄関の花瓶を床にたたきつけた。愛子さんが驚いて大声を上げると、家の壁を叩いたり、食器を割ったりして手が付けられなくなった。恐れをなした愛子さんは警察に通報してしまう。
「ご近所さんに知られてしまって、みっともないったらありゃしない。夫に連絡したら“よくあることだ。俺は出張で今、大阪なんだ”と言う。夫はホントに私たちに興味がないんです。その日から、娘が私に対して、“オマエのせいで不幸になった”と言うようになりました」
ここから娘さんの逆襲が始まります。
愛子さんには悪いけど娘さんの気持ちがわかってしまうわ。
今まで娘さんは操り人形だったのによく我慢して生きてきましたね。
毒親は自分ではいい親だったと思うのが特徴です。まともな親は自分の子育てで良かったのだろうかと振り返りますよ。
愛子さんの家庭は娘さんの教育費にお金をかけすぎて老後資金は200万円しか残っていませんでした。教育費を人並み以上にお金をかけたのに娘さんは定職に就かないわ老後は不安定で何も良い事がありませんね。
こういう最悪の結末もあるというのを想像して子育てをすると何をすれば良いかが見えてきます。
常々「子育てはボランティア」だと思います。こうなるぐらいだったらちょっと適当にやるぐらいがベストですね。
もちろん子供に必要な躾はきちんとして勉強する習慣を最低限つけた上で。
勉強ありきの家庭は危ないと思います。
毒親の子は毒子
因果応報という言葉があり、子育てもそうだと思います。
親が子供の感情を無視してあれこれやらせたら将来とんでもないシッペ返しが来るのは確実です。
