はじめに
今は大学受験で一般受験する子たちの書き入れ時。自分の高校時代をふと思い出していました。
前回までの話
高校受験の志望校を決める時の話
出身高校A(以下A高)は最初からそこを第一志望に決めていたわけではありませんでした。
最初に検討していた第一志望の高校B(以下B高)は、専門科目だけ頑張ればいい特色のある難易度の低い学校を検討していました。
だけど中学時代の仲の良かった友達に上を目指すべきだと言い出す友達がいて、自分もその気になっていたので自分の学力で行ける範囲で確実に受かる高校に志願変更しました。
社会人になってしばらくしてから友達の影響で志願変更してしまったけど本当に良かったのかな?
本当はB高に行きたかったんじゃなかったかな?と後悔していました。
内申を取りやすいエリアだったから高校に上がってから勉強が大変で頑張ってるつもりでもなかなか順位も上がりませんでした。
公立だったけど裕福な家庭の子も多かったですね。公立優勢のエリアだったので。
無理して頑張らなくても狭い範囲の専門科目だけ頑張ってもう少しのびのび高校時代を過ごした方が合っていたかもと当時を振り返っていました。
出身高校の口コミを見る
みんこうの口コミで出身高校の口コミを読んでみました。
在校生や卒業生が中心に口コミをしていてここ数年の口コミも多く、現在の母校の様子を知る事ができました。
卒業してから何十年も経っているけど当時とほとんど変わっていなくて懐かしく思いました。
それから最初の志望校だったB高の口コミもチェックしてみました。
真面目系からヤンキー系までいろんな子がいて学校行事もまともに運営できないとの事。
学校の環境的には自分の出身校の方が良さそうだと気づきました。ギャルはいたけどヤンキーはいなかったので。
みんこうの口コミの質や進学実績も母校の方が断然良い。B高は進学実績が過去5年で大学名までしか記載されていない。
一方母校は令和3年は〇大に何名合格・現役生なのか浪人生なのかまで細かく記載されています。
それから何とB高は近い将来閉校になる事が決まっているようです。
少子化で人気がない順に閉校になるのは仕方ないけど、通っていた学校がなくなるのはショックですよね。
だから子供には可能な限り人気のある学校に行かせるべきなのだと学校の口コミ情報と学校のHPから気づきました。
前回の話のAくんは高校は何ランクか下げて難関大に受かり就職先も希望通りというのはほんの一握りの成功者。
凡人には環境に流されず、不遇の内申点にもめげず頑張れるなんてなかなかできないことです。
なるべくできる範囲で良い学習環境が整った学校選びが必要だと感じました。
身の丈の合わない学校に入ってしまった?
私自身は高校はもしかして身の丈に合わない学校に入ってしまったのかと後悔していましたが、答えを教えてくれる記事に出会いました。
ジュクコさんの中学受験記事「ギリギリで受かった学校でいいのか」では
<基本的には偏差値が高い子が集まることのメリットの方が大事>
僕個人の見解では、都内で御三家と言われるような学校や灘・東海・桜蔭などの女子御三家に対する評価はそんなに高くはありません。
もともと才覚として高い子を集めて、その子たちが勝手に勉強して東大などに行くだけなので、「育成している」とは言えないと思うからです。
それでも、過去記事などでは、ギリギリでも上位校に入った方がよい、と僕は書いてきましたし、コンサルが膨大になって経験を積んだ今でも同じ意見です。
といいますのも、上記の質問に答えるのは割と簡単で、次のような事実を踏まえれば、問題点の本質が見えるからです。
・ギリギリの偏差値で落ちて第2志望にしか行けなかった子、もしくは大事をとって偏差値を落とした子の中にも、同じ率で成績低迷者がいる
とおっしゃっています。
また、偏差値上は余裕がある学校に進学したのに中2以降成績が低迷する子もいるとの事。その理由を本人の努力放棄、スマホ依存、中だるみのせいと説明しています。
偏差値の高い子が集まる学校の方が、「良い子率が高い」ので、下位でも良いので上の学校行っとけ。そこで落ちこぼれるなら、どうせ、下の学校でも落ちこぼれる。
と結んでいます。いろんな生徒を見ているジュクコさんならではの考えですね。参考になります!
Aくんは内申点やクラスの学習環境の逆境にもめげず早慶に合格しました。勉強ができる子はどんな環境でも勝手に頑張るからいじめに遭わない限りにはどこの学校に行っても変わらないのでしょうね。
学校選びは家探しと似ている
通う学校によって出会う層が決まってくる。これとほぼ同じ理由で我が家もマイホームを購入しました。
学校でお友達と出会うのも決して偶然ではない。年収によって住める場所が決まるので両親の世帯年収や考えが反映されているのでたまたま出会うというのはあり得ないですよね。
だから住む場所には徹底してこだわる必要がある。
たとえ内申を上げるのが難しいエリアでも張り合いを持って頑張ろうと決意したのだから子供にあえて志望校を下げるようなアドバイスは控えようと思いました。
その時にならないとわからない事も多いのだからあれこれまだ起こらない事を悩むより入学してから考えるのが一番なのでしょうね。