慶應現役合格のビリギャルってビリじゃないの?
映画「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話(通称:ビリギャル)」は2015年5月に公開され、1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格する一発大逆転する実話が世間から注目を浴びました。
私もこの映画を観たのですが、底辺高校に通う学年ビリのギャルが一発奮起し1年で偏差値を爆上げして慶應に現役合格した話なのかと思っていたのですがどうも実情は違うようです。
実はこの映画のモデルになったビリギャルこと小林さやかさんは愛知の偏差値60超えともいわれるお嬢様学校である進学校に通っていたようです。
進学校でちょっと友達と遊びほうけてしまったビリであれば基礎学力はある。
だからつまづいたところまで戻って復習し大学受験の勉強をすれば慶應現役合格も実現性のあるお話ですよね。しかもそれは基礎学力がない人よりも早くできる。
だから小学校の頃から勉強につまづいていてそのまま高校生になったような人がこの映画の話を信じて行動すると危険だと思うのです。
とはいえつまづいたところからどうやって成績を上げていくかという視点で見れば非常に有益な話だと思います。
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ビリギャルの原作者は塾講師の坪田信貴先生ですが、こちらはビリギャルこと小林さやかさん自身が書いた著書。
ビリギャルは底辺高校に通っていれば遊んでいても成績上位をキープしていたのではないでしょうか?
ビリギャルよりもっとすごい人がいた
著書「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」はビリギャルの映画がヒットされた年に出た本でこちらの本も著者である鈴木琢也さんの実話です。
この本の見出しを紹介
底辺な人生から海外の名門大学へ入学。見出しだけでもこの著者の一発逆転劇のすごさがわかりますね。
バカヤンキーこと鈴木琢也さんは中学からヤンキーで進学先の高校は偏差値30台。高校卒業後はとび職になりました。
社会人になってからは自立して自分自身で稼いで楽しく過ごしていたため特に人生に不満はありませんでした。
そんな日常を変えたのはあまり好きではなかった父でした。鈴木さんの父はある時仕事で表彰されました。鈴木さん自身も社会の歯車になるのではなくやりがいの大きな一流の仕事をしたいと考えるようになりました。
勉強はほとんどしなかったので辞書を引くところから勉強をスタート。専門学校卒業後は営業の仕事をしているとふと気づきました。
優秀な人と自分を比較すると学ぶ姿勢や経験値に圧倒的な違いがありました。
そして世界No.1の公立カリフォルニア大学バークレー校を目指し、見事入学します。
鈴木さんは留学するまでの間英語は一言も話せなかったようです。
なんかものすごい天然ですよね。日本の大学は入学するまでが難しいけど卒業は簡単。海外の大学は入学は簡単だけど卒業は難しい。
なので鈴木さんは何度も留学先で壁にぶち当たりますが英語力もなかったにも関わらず持ち前のバイタリティーで見事留年もせず卒業します。
そして向こうで結婚相手まで見つけてきていました。
鈴木さんの勇気と行動力には脱帽しました。

