もしもブラック企業で子供を育てたら(2)

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子供の人生の前半は親で決まるよ

前回の話のブラック家の話は実在しない人物たちです。
でも勘がいい方は気づいたかもしれませんが話のモデルはうちの母と怒り屋アタルさんです。

うちの母と怒り屋アタルさんの記事一覧はこちら

子育ては誰にでも平等に子供を天才に育てられる機会を与えられていると錯覚しがちですが、私は自分が幼少の頃からこれらは間違いだと思っています。そして子育てをするようになった今も自分の考えを変えていません。親の教育方針と心がけ次第で子供の人生の前半は決まってしまうのです。

そもそも子育ては親の情報の取捨選択というセンスも問われるし、お金は所詮道具にすぎないけど、お金をうまく扱える家は子供にあまり多くの教育費を使わなくても子供が自己肯定感が高い子に育つし自分の好きな事で結果を出せる。

反対に親がお金の扱い方がわからずとりあえず周りがやっている事にお金を出すというやり方をして親自身の考えがないと子供自身も親に振り回されて幼少の頃から人生を詰む事が多くなります。

もしもブラック企業で子供を育てたら(2)

綱尾わたる君は一人親家庭。育ててくれている母親はシングルマザーで貧困。わたる君の母親は子供を育てながらだとフルタイムで雇ってくれるところもないので低所得のパートの仕事を掛け持ちして毎日綱渡りの生活をしながらも何とか食いつないでいます。

貧しいながらも頑張って生活して我が子である小学2年生のわたる君を育てていますが、日々の生活を考えるだけでいっぱいいっぱい。毎日の食事や水道光熱費などの支払いを考えていたらそれだけで頭がいっぱい。とても子供の教育にまで手が回りません。

どっちが幸せ?いやいやそもそも比較対象になりませんから。

わたる君が唯一思いっきり食事を楽しめるのが小学校の給食。毎日お友達と休み時間にサッカーをやっていて習ってはいないけどセンスがあるのでよくお友達からパスをもらえます。

サッカーを習いたいので母にお願いしたいけど自分の家庭はごはんを食べていくのだけでもやっとなのでとてもじゃないけどそんな事は口にできません。受けたい教育も受けれなくて悔しい思いをするわたる君。
ところがクラスのお友達・時間なし男君から信じられない話を耳にします。

なし男君「月曜が水泳教室、火曜日がピアノ、水曜日が英会話、木曜日がサッカー、金曜日がプログラミング教室。毎日ヘトヘト。こんなに毎日忙しいとわたる君と放課後に遊びたくても遊べないよ」

今にも泣きそうな悲しい声でなし男君は言います。

わたる君「なし男君は何贅沢な事を言っているんだ。うちは習い事なんてやりたくてもそのお金がないんだよ。そんなに習い事をさせてもらえるなら親に感謝しなくちゃ」

わたる君にそう言われてますます落ち込んで元気をなくしてしまうなし男君でした。

経済的に困っていて自由に習い事もできないわたる君も裕福ではあるけど毎日やりたくもない習い事をしているない男君もどちらもあまり良い精神状態ではなく2人ともあまり幸せではありません。

さて、これからどうするのが良いのでしょうか。

子供の幸福度は自由な選択の有無があるかどうかがカギを握る

世の中には家庭の数だけいろんな家庭があります。
残念ながら経済的に余裕がないと子供の教育にまで手が回らなくなりがちです。
だけどそういう層の方たちも現在はいろんな面で国の制度に恵まれています。

まずは乳児医療証を受け取ると自治体によって異なるけど私が住んでいるところででは中学卒業まで子供の医療費が無料です。
次に児童手当。0歳から中学校卒業までフルで手当てがもらえれば210万円程度もらえます。これを全額貯金すれば進学費用を捻出するために最高のツールになりそうですね。

そして幼稚園年少(3歳児クラス)からは幼児教育無償化で幼稚園は自治体から出る助成金の差額分の支払い+教材費、保育園は保育料は無料で給食費のみの支払い(月4500円~)となりました。これで3歳以降の働きに出たら赤字になる問題は解決するので安心して働きに出れます。

小学生以降は一定の所得以下の家庭は就学援助制度で補助金が出ます。補助項目は学用品費・体育実技用具費・新入学児童生徒学用品費等・通学用品費・通学費・修学旅行費・校外活動費・医療費・学校給食費・クラブ活動費・生徒会費・PTA会費・卒業アルバム代等・オンライン学習通信費と多岐に渡ります。

高校の進学費用も年収約590万円未満であれば公立だろうと私立だろうと授業料は無料です。
大学の進学費用も一定の収入以下であれば無償化の対象です。

昔は経済的な理由で大学進学を諦める方もいましたが、こうして見ると今は国からの補助が充実しているので大学進学へのハードルが下がりましたね。

わたる君の家庭は習い事も公共の施設で行っている安価なものを選択する、高校・大学も無償化されましたので児童手当の一部を習い事に充てるという方法も可能でしょう。

そしてなし男君の家庭は習い事の選択と集中が必要です。なし男君のやりたい事は何?
両親と話し合って自分がやりたい習い事だけ続けていけたら良いですね。

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